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  • 騒ぎすいたあとなどに、蕁麻疹が出る4歳児がいます。お風呂に入ったあとも出るそうで、食べ物は関係ないようです。どのような注意が必要でしょうか?
  •  蕁麻疹には、いろいろな原因があり、食べ物や疲れによって出ることもあります。まず、ふだんどのようなときに出るか、よく注意して観察しましょう。それがわかれば、予防や治療も比較的容易です。春から夏にかけては、蕁麻疹が出やすい時季です。くり返すようなら、医師の診察を受けましょう。
 蕁麻疹はかゆいので、かくとその部分が赤くなったり、広がったりします。しかし、時間がたつにつれて治っていくのが普通です。また、時季的には春先に多いという傾向も見られます。
 ご質問のように、騒ぎすぎて疲れたときやお風呂のあとなど、生活に関係したことで起こるようなときは、その原因がはっきりしないことが多いものです。しかし考えてみれば、疲れるほどあそべば汗もかくでしょうし、肌も汚れることでしょう。そうした汗や汚れが原因となることもあり、花粉やほこりなどが関係する場合もあります。そのようなことが考えられるならば、あそんだあとに肌をよくふいて、きれいにすることが予防になるかもしれません。また、疲れが原因となることもあるので、あそんだあとはゆっくり休ませるのもよいでしょう。
 あるいは、お風呂のあとに出るということは、体が温まったことが原因であり、温度に過敏であると考えられます。従って、お湯の温度を低めにしてみるのも一つの方法ですし、環境の温度変化に対して体の働きを調節する自律神経がうまく働くように、ふだんから薄着にしたり、乾布摩擦をしてみるのもよいでしょう。
 いずれにしても、蕁麻疹は何かの刺激によって、皮膚の毛細血管の周囲にあるマスト細胞からヒスタミンが生じ、これが血管を拡張させて赤くはれ、神経が刺激されてかゆくなるのです。その刺激の原因には、食べ物や環境からの物質、あるいは疲れなどがあるのです。
 従って、予防は体を刺激から守ることと、刺激があっても体が簡単に反応しないような抵抗力をつけることです。
 また、かゆくなって引っかくと皮膚を傷めてしまうので、ヒスタミンを抑えるための薬を塗ったり、服薬することがあります。これが「抗ヒスタミン剤」で、市販もされていますが、まずは原因をよく調べておいたほうがよいので、くり返すようであれば小児科か皮膚科で診察を受け、日常生活での注意を聞いて薬をもらっておくとよいでしょう。

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