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トップページ > 保育者さんの困った!Q&A > 子どもにかかわること > 登園してきたときに、保護者と別れるのをとても嫌がり、保護者から無理に抱き取ると、その後、数時間泣いていたり、機嫌が悪かったりします。どうしたらいいのでしょう。
  • 登園してきたときに、保護者と別れるのをとても嫌がり、保護者から無理に抱き取ると、その後、数時間泣いていたり、機嫌が悪かったりします。どうしたらいいのでしょう。
  • 登園時に保護者と別れるのを嫌がって泣かれると、「何が嫌なのだろう」と、とても心配になったり、「私ではだめなのかしら?」と、自信をなくしたりもしますよね。
 子どもにとっては、「お母さんが一番」「家族といっしょの家庭が一番」なのです。先生が嫌い、お友だちが嫌い、園が嫌いなわけではありません。一番好きで、一番安心な人といたいだけなのです。まずは、そんな子どもの気持ちをわかってあげましょう。「お母さんが好きなのね。先生もお母さんが大好きよ」と、子どもの気持ちに共感して......。
 しかし、いつまでもお母さんを引き止めておくわけにはいきません。そこで、「洗濯を済ませたら、迎えに来ていただけませんか?」など具体的な目安をあげて、子どもに、「少しの時間だけ、待っていようね」というメッセージを送ってみましょう。もちろん、本当に短い時間というわけにはいかないかもしれません。しかし、保護者の方にお願いして可能なら、2、3日ははやめにお迎えに来ていただくのもいいでしょう。
 泣きながらもお母さんとの約束を信じて待つ子どもには、先生やお友だちとのかかわり、園でのあそびの楽しさを精一杯伝えるようにしましょう。
 ここで留意したいのは、お母さんにもお願いして、子どもとの約束を絶対に守ることです。一度約束をたがえると、子どもは大人を信じなくなります。そんなさびしく悲しい経験を子どもにさせてはいけません。
 また、子どもがどうしても嫌だという理由を聞いてみることも大切です。ときには、家でのあそびの中断が嫌なこともあるでしょう。そんなときは、ご家族のご都合を伺って、了解されたら「じゃあ、今日だけはお家に帰ってもいいよ」と、子どもの要望を受け入れ、「明日はきっと来てね」と、明日につながるメッセージを送りましょう。「先生は私の言うことを聞いてくれた」「私のことを待っていてくれる」という安心と喜びを、たくさん与えましょう。時間がかかっても、きっと子どもに思いは通じます。

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