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新入園児には、多少泣く子がいます。ところが、進級児の中にも何人か大泣きする子がいるのです。しかし、この子たちは新年度がはじまってしばらくすると、ほとんどの場合元の状態に戻り、安定した生活ができるようになります。
1年間いっしょに過ごした先生・友だち・保育室は、その子にとってとてもよい環境だったのでしょう。仲間意識が出てきてグループあそびが楽しみだった子、先生との信頼関係がしっかりできていた子、いつも仲よしの友だちにサポートしてもらっていた子、元気者でいつもリーダーシップをとっていた子などなど......。 環境の変化の中で、自分がどう対応したらよいのかわからず不安に思うのかもしれませんね。こんなときには、無理に落ち着かせようと急ぎすぎないことです。好きな友だちや好きな先生、好きなクラスへいつでも行っていいことを伝えましょう。年度当初から無理にクラスや担任を押しつける必要はないのです。 しばらくすれば、必ず安定した状態でクラスに帰っていきます。 ただ、担任としての心くばりとして、「先生はきみのこと好きだよ」「帰ってきてくれるのを待っているよ」というメッセージを折々送り続けることです。 また、さりげなく「いっしょにあそばない?」と、クラスの友だちに誘いかけてもらい、友だちとの関係をつくっていくことです。うれしい経験の積み重ねが、「安心」をつくってくれるのです。 ページトップへ↑ この記事へのトラックバック
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