2.「からだ"おかしさ"」という"問題"の所在と発生時期、予想される原因
ア)
子どもの「からだの"おかしさ"」と実感されていたことの"実体"と、その"発生の時期"が、ねばり強い調査で分かってきました。これが"希望"への第1歩です!
「乳幼児期から小学校期における"発達不全"」の"問題"は、次のようなことです。
「小学校」では"手遅れ"というのは「体温調節機能」の"土台"のところだけです。
あとは、"気が付いて、適切に取り組めば"「発達」していくことが"希望"です!
<動物系> <ヒト系> <人間系>
生後3週間以内 "寒さ"不足で「発熱機能」低下!
6ヵ月 「側わん症」(男女)
9ヵ月 「側わん症」(男女)
1歳6ヵ月 「側わん症」(男女)
2歳8ヵ月前後~ 「前頭葉」活動開始!
~3歳 "汗"をかく体験不足で「能動汗腺」が発達しない!
「恒温動物」になれない!
~6歳 「土踏まず」の形成! "アクセル"の発達!
6歳 「視力」「立体視機能」の発達
「自律神経系」の発達開始 「筋肉感覚」の発達!
"アクセル"の発達!
9歳 "ブレーキ"先行も!
10歳 「前頭葉」の"壁"!
(とくに男子に発達の"逆戻り")
イ)
「からだの"不調"」は、「電磁波」や「有機リン系殺虫剤」なども原因であることが分かってきたことが、せめてもの"希望"です。(これらには「予防原則」で対処!)
3."希望"への智恵
ア)
「証拠に基づいて」「筋書きに基づいて」"確実"に成果を上げる取り組みを進めると、「"確実"に子どもが変わる」ことが、いろいろなところで発見されてきていることが"希望"です。
1960年から、「子どものからだ」の変化が進行していますが、"当時"の子どもが"今"や「親」になり、「保育者」になっています。ですから、「親」にも「保育者」にも"おかしさ"が現われてきています。
「子どもが"変わった"こと」をおしゃべりしながら、"おとな"が響き合いならが、"おとな"が変わっていくことが希望です。
「子どもが変わる」と「親が変わる」、そして「地域が変わる」「社会が変わる」を合言葉に、「子どもが変った」"証拠"や"筋書き"を伝え合い、みんなが元気になっていく取り組みが各地で広がってきています。(日本子どもを守る会編集『子どものしあわせ』誌、『子どもを守る』紙などをご覧下さい。)
イ)
どんな子どもでも、どこかで"からだを使ってその気になる"ところがあります。
そこに"熱中"して取り組むことで「脳」の発達が始まり、「からだと心」が発達していきます!
「野外」の自然の中では、さまざまな"条件"があるので、どの子もどこかで熱中できます!「からだ」をたっぷりと動かして"遊び込む"と、遊びの種類が変わり、一緒に遊ぶ"友達"が変わり、広がり、"表情"が明るくなり、「いきいきとした子ども」になっていくことが各地から報告されています!(ここが、「保育」の原点です!)
<しかし、最近「保育士」に"子どもの人数"を数えられない"おかしさ"が発生>
ウ)
「大脳・前頭葉」の"アクセル"を強くすることが、当面の大きな「課題」になっています。
今「じゃれつき遊び」が注目されているのは、このためです。(『脳をきたえる"じゃれつき遊び"』<小学館>がNHKの「クローズアップ現代」で紹介されて全国版に!)
<この「取り組み」の発見は、「冷水まさつ」をやる前の遊びとして、一番"目がキラリ"と光った遊びでした!!>
また最近では、「腕を使う運動」をすると"大脳"の覚醒水準が高まり、"集中"が長続きするようになることも注目されてきている。
<しかし、神奈川県K市で、3歳前の子がステージの上から"頭"から飛び降りて、「頭蓋骨骨折」!"コトバ"を使って運動の指導を!>
エ)
「自律神経」(防衛体力)の発達は、これからの大きな課題です。(今、「取り組みの智恵」を探索中です。昨年3月下旬「中国・雲南省」で日中合同調査をしましたが、決してよい状態ではありませんでした。まだ、「よい集団」に行き着きません。)
昨年11月に、「静岡県焼津市しおかぜスクール」<通学合宿>(6泊7日)の"からだへの効果"の調査を「NPO法人セルフケア総合研究所」が県から委託されて実施しました。(「バイオセンサー」を使った世界で最初の子どもについての調査)
結果は、学校での「最低皮膚温度」が上昇し、授業中の「からだの動き」が少なくなりました。
また「起床」が30分早くなりました!("ノーテレビ""ノーケータイ""ノー塾""ノークラブ"そして集団での規則正しい生活によって。)今年は、3泊4日の「通学合宿」の"からだへの効果"を再び県から委託されて、9月下旬に実施します。
<これは、おとなの「転地療法」に相当する取り組みです!>
オ)
「国連・子どもの権利委員会」は、2005年9月26日に「"乳幼児"期における子どもの権利の実践」という一般所見を採択しました。ここでは、8歳までを「乳幼児」期と定義しています!(世界中の子どもに"発達の遅れ"が発生している?)
乳児から「子どもの"言い分"を聴いて」、一番よい状態を作り出すことが提案されています。("love"と"re-spect"を合言葉で!「コルチャック先生」の精神でと!)
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